出会いをつくる企業
梅のたよりBlog

社長と社員で織りなすマーケティングやらよもやま話。

見える化の半年

よもやま | 2016/05/20


メガドライバー冨田です。時が止まっております。

父親が経営する会社で、業績や行動の「見える化(可視化・測れる化)」をお手伝して半年が立ちました。

あれこれやった結果、取引の見直しで売上は減ったもののトータルの粗利益は改善し、手元にお金が残るようになりつつあります。また、営業に計画性が出始めたため、新規の取引先が増え始めました。

どうなることやらと思っていましたが、少し光が見えてきております。

必要な箇所にスコアボードを置く

「見える化」の狙いは、メンバーに現在の状況を意識してもらい、行動を変えてもらうことです。

当社では粗利益が十分出ていなかったため、社員・グループ・取引毎など、仕事の現場に近い単位で粗利益を見えるようにしました。

そして、月初めに前月の数字と先の見込みを確認しながら、各人の行動修正に活用しています。スポーツと同じで、必要な箇所にスコアボードをおいて、点差に見合った作戦を取ることを心がけています。

未来の行動に焦点を合わせる

数値の扱いで注意すべきなのは、過去のダメ出しに陥らず、メンバーがより効果的な行動がとれるよう会社としてなにをすべきかに焦点を当てることではないでしょうか。

「ワレ、今月この数字で給料を安穏と食(は)めると思とんのか? 会社の借金でもろうた給料で飲む酒はうまいか? うまいのんかぁぁ?」

・・・などと、数字を社員の吊るし上げに使っても状況は決して良くなりません(当社はやっていませんよ、念のため)。

結果につながる行動を作り上げるには、試行錯誤が必要です。数値結果は経営結果として真摯に受け取り、よりよい行動に対する障害を除いていくことに注力すべきだと考えています。

課題も見える

見える化を行う当初、そもそも使える数字が集計されていませんでした。のっけから計数管理面の課題が見えました。

次に、計数がある程度見えるようになると、財務や事業に関する課題が見えてきました。これらの課題が見えると、全社的な仕組みの課題が見えるようになりました。

芋づる式であります。

現在、ビシバシ仕事の仕組みを変えております。

課題を解きほぐすのは骨が折れますが 、現実を数値面からきちんと把握して手を打つ重要さを感じております。

冨田 茂

プラム・イソシム合同会社 代表社員、(公財)日本生産性本部 経営開発部 客員研究員など。1児の父で鉄道好き。1979年生まれ。信州大学経済学部卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科修士課程修了(学術修士)。日本生産性本部を経て、ICT・マーケティング・統計技術を核とした販路開拓・調査サービスを提供するプラム・イソシムを設立。