出会いをつくる企業
梅のたよりBlog

社長と社員で織りなすマーケティングやらよもやま話。

業界の習慣に注意する

マーケティング(WEB) | 2016/09/01


トレンディエンジェル斉藤さんじゃないぞ! 社長の冨田さんだぞ・・・です。

経営戦略では「自ら商売のルールを打ち立てたものが強い」と言われているようです。

アップルなどが代表例ですが、既存業界の習慣を超えて新たな価値を提案することは、商売を発展させる上では大変重要なことだと感じます。

業界の習慣

ある程度の市場が形成されると不思議と業界の習慣が形成されます。たぶん、どこかが切り開いたやり方が標準になり、フォロワー企業が似たようなやり方で追いかけるからではないでしょうか。

業界の習慣が「勝ちパターン」に乗っている時は良いのですが、負けパターンに乗り始めると大変です。

習慣にとらわれると草刈り場

市場が縮み始めたり、「新しいやり方」が広がるとそれまでの業界の習慣が途端に重荷になります。

ある業界では、大口取引がある代わりに小口取引での多少の赤字は目をつぶる習慣がありました。しかし、業界全体の構造が変わった結果、大口案件は海外に出てしまい赤字の小口取引のみが残るような残念な結果になりました。

こうした現象がジリジリ続いたため思い切った撤退もできず、赤字小口取引のメッカになってしまいました。

取引先も同じ業界の習慣で暮らしているため、「新しいやり方」を身につけた側からすれば草刈り場状態です。

思い切って習慣を見直す

企業と人間は似ておりまして、長年の習慣はなかなか抜けません。

基本的にはコストや競争力で明らかに有利なビジネスモデルが出現した場合、席巻される可能性が高く「自ら変わる覚悟」を早急に持つ必要があります。

しかし、習慣は代え難く、多くの事業は「新しいやり方」を恨みながら無くなる運命にあります。というのも、「それまでうまくいっていた習慣」は、利害関係者も多くそう簡単には変えられないからです。

こういう場合に強力なリーダーが必要なのですが、そんなにうまいこと人が出てこないわけです。

そういう世の常を頭にいれつつ、業界構造の変化をきちんと理解して、自分なりのやり方を打ち立てたり、新しいルールに適応したりすることは、本当に大事だと感じる次第です。

冨田 茂

プラム・イソシム合同会社 代表社員、(公財)日本生産性本部 経営開発部 客員研究員など。1児の父で鉄道好き。1979年生まれ。信州大学経済学部卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科修士課程修了(学術修士)。日本生産性本部を経て、ICT・マーケティング・統計技術を核とした販路開拓・調査サービスを提供するプラム・イソシムを設立。