はじめに:B2Bから自治体アプリまで実用性重視で作ってきました
これまで私たちは、B2B向けのカタログサイトや、幼稚園向けの動画投稿サイト、自治体の総合計画・財政計画の検証支援アプリなど、幅広いWebアプリケーションを手がけてきました。
「現場のイメージを、仕組みとして形にする」ことを信条に、現実的な使いやすさを重視した開発を行ってきました。
今回のテーマ:資材所要量計画(MRP)アプリの開発
今回のお題はMRP(Material Requirements Planning)です。日本語に訳すと資材所要量計画となりますが、平たく言うと「この製品を〇個作るには、どの部品をいくつ準備すればいいの?」という問いに答えるための仕組みです。
なぜMRP?なぜ今?
中堅企業向けにはERPパッケージや高機能なMRPシステムがいくつも存在しています。しかし、社員数十名規模の製造業ではどうでしょうか?
実情としては、
- 高額なライセンス費や導入・運用コストに見合わない
- 専任IT担当者がいない
- Excelでどうにか運用している
そんな「経験と勘とド根性Excel」が現場の標準です。
「パートさんが気軽に使える」を目指して
今回の開発では、普段から業務改善やWebシステム導入を支援しているお客様とタッグを組み、
「パートさんがボタンを押すだけで、必要な部品が自動で計算・表示され、そのまま発注できる」
という、**”軽量かつ実用的なMRPアプリ”**を目指すことになりました。
これから実況でお届けします
このブログでは、構想から設計、実装、現場テストまで、開発のプロセスをリアルタイムでレポートしていきます。
- MRPって実際どうやって計算してるの?
- BOM(部品表)はどう扱うの?
- 製造現場で本当に役立つUIってどんなもの?
- どうやって“シンプルだけど壊れない仕組み”に落とし込むの?
そんな視点で、現場と技術の橋渡しになるような記事を更新していきます。