社長と社員で織りなすマーケティングやらよもやま話。
マーケティング(WEB) | 2017/07/26
社長の冨田です。
インターネットの集客広報支援では、リスティング広告の運用が欠かせません。しかし、放っておくとコストが膨らみがちということで、記事を書いて見ました。
コンバージョンというと、相談や問合せだったり購買やダウンロードですが、我々の仕事では1件の引きをいくらの広告費で「買っているか」というのは見ていかねばなりません。当然その費用は安上がりな方が良いわけです。
では、コンバージョンあたりの広告費を下げるにはどのような方法があるでしょうか。「クリック単価を下げる」「コンバージョン率を上げる」のいずれかとなります。
「クリック単価」は、「入札価格」と「広告品質」で決まります。
一番簡単なのは、「入札価格」を下げることですが、広告の露出回数やクリック率を下げかねないので、乱暴に行うのはスマートではありません。そこで、クリック単価の高い順にキーワードを並べて、コンバージョンに繋がりにくい語句については出稿をやめるなどの見直しが必要になります。
「広告品質」は、広告文と検索語句の関係性やクリック数などの過去の実績、URL自体のクリック率などいくつかの項目が評価されて決まります。ユーザー側で広告品質を改善する場合、出稿する検索語句や実際にお客様が引いた検索語句(検索クエリー)をきちんと広告文の中に織り込むような広告に見直すことなどで対応します。
次に「コンバージョン率を上げる」です。
コンバージョン率を上げるには「コンバージョン数を増やす」かコンバージョン数を減らさずに「クリック数」を下げる必要があります。
「コンバージョン数」を増やしたい場合、広告から飛んでくる先の内容を見直して反応率を上げる施策が考えられます。実務上では、着地先のホームページの内容を変えて反応率の改善具合を見るA/Bテストなどで効果的な文言や内容を取捨選択して、トライ&エラーで反応率を上げていきます。
次に「クリック数を下げる」です。コンバージョンにつながらないクリックを除外していけば、コンバージョン数を下げずにクリック数を下げることができます。購買に繋がらないような検索語句が入っていた場合は広告表示の除外ワード指定するなどして「無駄クリック」を減らす努力をします。
特にビックワードと呼ばれる検索回数の多い語句は、明らかにコンバージョンにつながらないクリックも多いので、特に観察することが重要です。
コストパフォーマンスの改善だっ! とさらっと書きましたが、地道な作業です。弊社ではお客様毎に検討ポイントを設けて、調整をしています。
コンテンツの調整に及ぶことも多いので、当方サイドとしては費用対効果を見ながら相応の予算をかけていただければ〜と、言ってみたりするテストを実施中です。