社長と社員で織りなすマーケティングやらよもやま話。
マーケティング(WEB) | 2018/02/13
「貴社のホームページの検索結果の順位、ガツンとあげる方法があります」みたいなお電話をお仕事中にとったことあるかた、結構いらっしゃるのではないかと思います。
外部SEOの営業です。最近はだいぶ減りましたが、今日は外部SEOのお話。
外部SEOは、順位を上げたいホームページに、他のホームページからのリンク(作為的なバックリンク)をたくさん貼ることで、検索順位を上げる手法が主流でした。
大前提として、この方法そのものがGoogleのホームページ管理者向けガイドラインでは違反とされています。
PageRank や Google 検索結果でのサイトのランキングを操作することを意図したリンクは、リンク プログラムの一部と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反にあたります。
– Google Search Console ヘルプ, “リンクプログラム”
規約違反ということは、ペナルティをつけて排除していくという宣言でもありますので、基本的にGoogleにとって「やめてほしい」施策であるということです。
2012年初頭より前は、作為的に外部ホームページを大量に作り、そこから順位を上げたいホームページに集中してリンクするなどの作業を行えば検索結果の順位をいじれたため、外部SEO会社が乱立してゴールドラッシュに沸きました。
単純作業やちょっとしたプログラムを回すだけで、一社あたり月数十万の成果報酬が簡単に手に入ったのですよ。
しかし、順位操作目的での外部SEOが増えて、検索する人が望む検索結果が出にくい事態となり、2012年初頭からGoogleが抜本的な対策に乗り出して今日に至ります。現在でも定期的に作為的な順位操作を排除するための対策が行われています。
そのため、外部SEOの会社はだいぶ減りました。
Googleの規約で、検索結果の順位操作を意図したリンクは禁止なので、仮に今は安全でも目立てば対策されてしまうのが現状です。
一方で理屈上では、facebookなどのSNSでの言及、内容が評価された結果として自然に貼られた外部からのリンクなどは、現在も検索結果順位を決めるための評価対象になっているようです。
このことから「自然なリンクをいっぱい貼れば良い!」という発想で展開されている外部SEOの会社もあります。
手法としては、順位を上げたいホームページの内容を理解した上で、外部サイトでライターさんが関連した内容でコンテンツを作り「自然なリンク」を貼るという取り組みが行われています。
弊社の評価としては、こうした取り組みが「自然なリンク」になるのか不明であること、一時的に検索順位が上がっても将来的にGoogleからペナルティで対応されるリスクがあること、検索結果の順位を高くするための「資産」になりにくいこともあり、推奨していません。
Google検索の方向性として、「検索している人の意図する検索結果を出す」という大目標があります。そのため、近年ではホームページに書いてある内容を把握した上で、検索する人の意図に近い順で検索結果を出す方向で技術開発が進められています。
ですから、基本的にはガイドラインに沿って、お客様に評価される内容をつくり、常に新鮮な情報を提供しながら、Googleが把握しやすいホームページの内部構造を作っていくほうが重要だと感じます。
正攻法で地道な作業ではありますが、積み重なると検索結果の順位では非常に強いサイトとなります。
すぐに結果の出る近道や裏道が欲しいというのは人情なんですが、なかなか難しいなぁと。
といいうわけで、他にやらない方がいいことは下記を読んでみてくださいね!